アグリシティ構想

流通コストと鮮度

物価高とされる日本でも日用雑貨品の値段は決して高くありません。それは、効率的な中間流通が存在しているからです。
しかし、食料品はその逆になっています。

農林水産省の調査(平成20年度「食品流通段階別価格形成調査」)によると、青果物主要16品目の小売価格に占める流通コストは平均で57.1%となっています。

生産者と小売りが直接取引すれば数字の上では、店頭価格を3割は下げられます。かつ、現在日本では青果物の全収穫量の3割が荷痛みと規格外によって捨てられています。これは海外の先進国の倍の基準です。
これはコールドチェーンが卸売市場で分断されているからと言われています。
日本の農業はコストの問題のみでなく、鮮度の問題も抱えているのです。

物流施設の周辺に産地を

今、”物流費の低減”を課題とする時代が到来したとして、「商流」「情報流」「物流」を一体化させた”ロジスティクス型農業”の在り方が求められています。

物流施設と産地を連携させる事で、流通コスト削減、リードタイムを短縮し新鮮な青果物を提供可能になります。

農業技術

シート栽培システム

高機能生産

底面給水かつ培地水分制御により、水分を摂取しようとするために作物は膨大な根毛を発生させると同時に、糖分・アミノ酸などを大量に合成。
トマトのみならず葉物野菜でも美味しく、高栄養化した鮮度の高い作物の栽培が可能になります。

安心・安全

下部に敷かれた高密度シートにより、植物に必要な水分と栄養素のみ浸透。
細菌類・ウイルスは排除し、病害の発生を抑制させる事が可能。
よって減農薬栽培で安心・安全な野菜が栽培可能になります。

科学された農業

地面とは隔離しているため、連作障害の心配はありません。
通常、農業参入の際に準備期間の50%を要する土壌改良の必要性もありません。徹底した数値管理により科学された農業は、産地形成のモビリティー化を可能にします。

企業×生産者

勅使川原産業[企業側]物流施設
農業[生産者側]新産地形成

スマートアグリシティ

物流施設を新たな産地として形成するアグリシティ構想に加え、太陽光発電システムが加わる事により、循環型農業を実現させるスマートアグリシティが誕生。農産物の生産コストを低減させ、かつ電力を供給する基地となる事で更なる求心力が産まれます。

施設屋上に太陽光発電システムを完備、生産者に売電もしくは、栽培時のエネルギー(苗庫、LED照明)に活用

高付加価値・差異化

物流施設の周辺に産地を

今、”物流費の低減”を課題とする時代が到来したとして、「商流」「情報流」「物流」を一体化させた”ロジスティクス型農業”の在り方が求められています。

  • 生鮮食品の品質・鮮度を向上(仕入れ強化)
  • 商品の見栄え・見せ方を工夫(コンセプト強化)
  • 売上全体の約35%を直接取引に拡大(SC強化)
  • 来店の強い動機となる生鮮野菜で買い物意欲を刺激

高機能作物栽培

トクホ、栄養機能食品に続く第三の機能性表示食品が登場しました。
“効く体の部位”や“機能性”を商品に表示できるため、目的に合わせた商品が選びやすくなり、機能性関与成分が特定でき、効果的な量を食べることが可能であれば、生鮮食品など、農水産物でも機能性が表示できます。
機能性成分の含有量を高めた高リコピントマトや、Βグルカン高含有の大麦など食開発も進んでおり、今後増える見通しです。

アース栽培による高機能作物栽培 [例]低硝酸態窒素の野菜

一般に野菜に含まれている硝酸態窒素濃度は飲料水よりも遥かに高く、2,000から3,000PPM程度。
これをアース栽培により、肥料の供給を制限し、1000PPM以下での栽培を可能にします。

硝酸態窒素:硝酸態窒素についての簡潔な説明がはいります。硝酸態窒素についての簡潔な説明がはいります。ほうれん草やチンゲンサイでは、作物中の硝酸態窒素濃度が高くなるとビタミンCや糖分の含量が低下するという報告もあります。

運送業×農業

移動農場

保有する倉庫・トラック・農場にてアース栽培を活用した移動農場を実現します。

これまでの取り組み

名古屋文理大学インターン研修生受け入れ

平成28年8月22日~8月26日

愛知県立南陽高校学校開放日にて、カンパニー部と共同販売

平成28年11月5日

JA海部東 甚目寺支店農協まつり

平成28年12月17日・18日

JA海部東 甚目寺支店土曜朝市

毎月第1・第3土曜日:「いきいき朝市甚目寺」(甚目寺支店駐車場にて朝9時から10時まで)
〇地元農家組合員が栽培した新鮮な農産物を直売しています。(ダイコン・白菜・ねぎ・小松菜・レタス・人参など)

  • 朝市の様子です
  • 本農業新聞(平成29年2月17日付)に掲載されました